イジィ・トルンカ『バネ男とSS/コントラバス物語/草原の歌/楽しいサーカス/フルヴィーネクのサーカス/情熱』『チェコの古代伝説』
アニメーションでしかできないことをやっているから評価されるべきだとか昨日書いたけどそれはもちろんそうなのだけどアニメーションは技法的なことがまず第一に評価されることが多いようでそれはそれで素人のわたしでもこれは手間ひまかかってそうやなとかたった数分の作品をつくるのにものすごい労力がいるんやろうなとかそういうのは作品をみていのいちばんに感心してしまう点ではあるけれどやっぱりそれらを映画としてみるのなら技法やら苦労話やらをまず出すのは反則だとおもう。すべての映像作品を対等に評価することが可能なのかという問題はいつだってあるわけで実験映画とかテレビドラマとかCMとかPVとかアニメーションとかまたアニメーションと言っても様々な形態があるわけでそれでもそれらに共通する評価の基準が何かあるとおもうし仮にあるとしてそれをわたしが今勝手に決めてしまっていいならわたしはトルンカのこれらの作品をすべて高く評価したいし中でも『草原の歌』『フルヴィーネクのサーカス』『チェコの古代伝説』は間違いなく映画なんだとおもう。