淡路で待ち合わせ、大阪市美術館まで車で送っていただく。Nさんの入選作品『三人の女』は色使いは奇抜なのにやわらかくてあたたかい女性らしさを感じるすてきな作品だった(Nさんは男性)。各賞それぞれ自由表現部門と写実表現部門にわかれていてどちらかというと自由表現のほうがおもしろかった。和式の便器から海坊主のような男の顔がにゅるっと半分出ている作品があって、Nさんに「こういうの好きでしょ」と言われたので「・・・家に飾りたくはないですけどね」と返すと笑われた。絵画のほうが音楽よりもいわゆる前衛的な作品が一般のひとたちに受け入れられやすい(とわたしはおもう)のはピカソとかダリとかが有名だからという他に絵画が音楽とちがって時間芸術じゃないということも理由のひとつにあると思う。み慣れないものをみるよりきき慣れないものをきくほうがむつかしい。鑑賞時間をじぶんで決められるってたいせつ。
美術館をあとにしモスバーガーのテラス席で珈琲をごちそうになりながら岡本太郎やダイエットのはなしでもりあがったりしたのち再び梅田まで送っていただく。
そして今度はAっちゃんと三番街の和食屋さんでランチ。「魚には痛いって感覚がないねんて」というAっちゃんの話をふむふむとききながらおいしい煮魚を口に運ぶ。女の子同士ってなんでこんなに食べ物のはなしでいつまでももりあがれるんだろ!その他この前の演奏会やこれからのあれやこれやについてしゃべり倒してまだ少し時間があったので場所を変えて今度は恋バナや仕事のはなしでもりあがる。チョコクロのいちご味がおいしかった。
そしてなぜかもーりぃを紹介してからAっちゃんとわかれ、ヨドバシの上のカプリチョーザへ行く。他人の子供はよっぽどかわいくないとかわいいとおもえないのだけどわたしのうしろに座っていた女の子が帰るときこちらに向かって不適な笑みを浮かべてきたのがかわいかった。マルゲリータと生パスタおいしかったなあ。
そのあと雑貨屋さんでひよこのチョコレートを買ってあげたりワンピースをみたり(かわいいのにかわいくないとゆわれた)Apple Storeでパソコンなどみてから紀伊国屋で立ち読みしてそろそろ時間、ということでPlanetへむかう途中に新しい本屋さんをみつけたので今度また寄ってみよう。チケットを買ってまだ時間があったので下のカフェでお茶してから、
初期ゴダールヌーヴェルヴァーグの短編1954-1964
ジャン=リュック・ゴダール『コンクリート作戦』
フランソワ・トリュフォー『あこがれ』
ジャン=リュック・ゴダール『男の子は皆パトリックという名前なのね』
クロード・ベネ『チキン』
エリック・ロメール『パリのナジャ』
をみる。ふたりとも『チキン』が気に入ったようす。だってすごくかわいかったのよう。