2013-01-01から1年間の記事一覧

これ、これ、スピルバーグ論のあまつさんの批評が読めます。キネマ旬報 2013年10月上旬号 No.1647出版社/メーカー: キネマ旬報社発売日: 2013/09/20メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る

ヴァレリー・ドンゼッリ『わたしたちの宣戦布告』 知らずにみたけど出ていたのは本人たちだと後から知って戸惑う。いきなりノイズ音楽が流れたり、リズムに合わせて俳優が動いたり、何かしらこだわりはあるのだろうけど、いまひとつまとまりがない。そんなも…

『チャップリン・ザ・ルーツ』 1914 A Thief Cacher 1915 The Bank 弁士:坂本頼光 1916 ONE A.M 弁士:山寺宏一 近石真介 1916 Behind the Screen 弁士:羽佐間道夫 野沢雅子 宝亀克寿 杉田智和 近石真介 ちょぼちょぼと『SPEC』という堤幸彦のドラマをせっ…

ロバート・アルトマン『コンバット/一人だけ帰った』 猫とか出しちゃってもう!ラストが切ない。 フランチェスコ・ロージ『遥かなる帰郷』 「お前が収容所のユダヤの星をつけているからだ。皆知りたくないんだよ」 「でも、ほんとにあった事だ」

フランソワ・トリュフォー『黒衣の花嫁』 復讐劇こわいですねこわいですねこわいですね。でも、ジャンヌ・モローに殺されたら成仏できそう。あーおもしろかった。ちなみにこれも鈴木了二曰く建築映画。

ロバート・アルトマン『コンバット/脱出の道なし』 こんなエピソードまで盛り込まれているコンバットって一体なんなんなんなんだ。ヘンリーと将軍がドイツ兵から逃れる際の演出がさすがアルトマンとつい思ってしまうものに仕上がっていてくやしい。娘を裏切…

ジャン・ルノワール『南部の人』 おばあちゃんの頑固っぷりがかわいく、また彼女に干渉しすぎない家族の大らかな態度も気持ちがよい。敵対視している同士が心を通わすきっかけは、きっとそこら中に転がっている。鈴木了二が著書で取り上げていたので観てみた…

ロバート・アルトマン『コンバット/三人の新入兵』『コンバット/あるドイツ将校』 アヒルに弾が当たらないかはらはらする(三人の〜)。ケーリーが「ひとの殺し方なんか知るわけないだろう」と言ったのはこの話(あるドイツ兵〜)だったか。

ロバート・アルトマン『軍事法廷〜駆逐艦ケイン号の叛乱』 こちらのクィーグはドミトリク版とちがい右手で球を転がしていたような?100分間つづく法廷でのシーンは緊張感が一時も途切れることなく、映画は判決が下されてもなお、つづく物語を、結末を、誰も…

エドワード・ドミトリク『ケイン号の叛乱』 ハンフリー・ボガート扮するクィーグ中佐の偏執狂っぷりがこわいのは他人ごとではないということか。

シェ・チン『芙蓉鎮』 『犬と女と刑老人』の監督。資本的ブルジョワジーとな。米豆腐おいしそう。

イングマール・ベルイマン『冬の光』 そこに神がいようがいまいが教会はうつくしい。

アーサー・ペン『冬の嵐』 ハラハラドキドキブルブル。冬に観るものじゃないなあ。主人を部屋に追いつめたメアリー・スティーンバージェンが不思議な角度からぼんやりと画面に映り込むのが不気味。しかし朝起きて指一本なくなってたら叫んで気絶するしかなさ…

ヤン・ヨンヒ『かぞくのくに』 何か批判めいたことを言おうものなら日本から指弾されそうであるなあ。おそろしいなあ。 アラン・ジェシュア『ピンク・フランケンシュタイン』 原題は『FRANKENSTEIN 90』なのに・・だまされたー。フランクの頬だけが桃色なの…

アルフレッド・ヒッチコック『舞台恐怖症』 アガリ症の話ではなく純粋なサスペンス。冒頭の回想シーンがミソで、犯人はやっぱりあのひとだった。確かにラストの現場を実際に目撃してしまったらしばらく舞台に上がれないどころか客席から見ることもできないか…

井上昭『秘録おんな牢』 牢に入れられる直前に主人公が服を脱がされるシーンで彼女は一言も発していないのに「静かにするんだよっ」と言われていておかしかった。おんな牢っていったいなんなんだろう・・

イングマール・ベルイマン『第七の封印』 『ビルとテッド〜』を観た直後でやけに死神づいてるなあとおもったら、ああ、そういうこと。『(500)日のサマー』もそういえば。『ラスト・アクション・ヒーロー』も観ないとなあ。 チャン・ユアン『広場〜グヮンチャ…

ピーター・ヒューイット『ビルとテッドの地獄旅行』 『ビルとテッドの大冒険』を観ていなくてもたのしめる。ふたりのエアギターにかぶさるギターの音色がいちいちしらけさせてくれるのがイイ。この頃のキアヌくんははっちゃけているなあ。

イグナシオ・アグエロ『100人の子供たちが列車を待っている』 チリでは21歳以下の者は観てはならないとされていたらしいドキュメンタリー。女性教師アリシア・ヴェガは映画を観たことのない子供たちにただ映画を見せるのではなく歴史やら構造やらなんやら作…

ヘンリー・コスター『オーケストラの少女』 失業したトロンボーン奏者の父が娘に嘘をつくところ、嘘と知って娘が父を抱きしめるところ・・・しょっぱなから瑞々しいなあ!

エドワード・ドミトリク『ヒットラー・チルドレン』 ヒロインが弾いていた曲が思い出せない。くやしい。 ソーントン・フリーランド『空中レビュー時代』 アステアとロジャースのダンスシーンが素敵。しかしあの命がけのレビューに保険はかけられてるんやろか…

ピエール・モレル『96時間』 テレビの吹替版で。やっぱりこういう映画はお茶の間で観るのがいちばん。 ラウル・ルイス『ミステリーズ 運命のリスボン』 意を決して鑑賞。これが誰であれが誰でと頭を働かせながら観ていたのに観終えた瞬間に忘れてしまい、最…

ジャン=ユーグ・アングラード『裸足のトンカ』 俳優ジャン=ユーグ・アングラード唯一の監督作。テレビの2時間ドラマを観ているよう。コカ・コーラの赤い家はもっとかっこよく、トンカはもっとかわいく撮れるはず。これとこれとこれは絶対やりたいから少し…

ダリオ・アルジェント『フェノミナ』 先日彼のひどい作品を観てしまったので確認のために観る。ラスト数分のための長い長い助走。「クランキーサウンド」を体験してみたい。 嶺豪一『故郷の詩』 怪しいセミナーに通う友人の代わりに灰皿に入ったビールを一気…

フィル・カールソン『恋のKOパンチ』

にしむらさんはいないのにいないような気がしないのはみなの心の中で生きているにしむらさんがいるから、ということなのだろうか。にしむらさんに初めてお会いしたのはじつは高槻ではなく精華大のダムタイプ上映時、ということを本人に確認したかったのにな…

フィナ・トレス『恋の力学』 歳をとってからはわからないけどこのアリアドナ・ヒルはかわいい。師グレゴリエフがオペラ映画?の歌ってはカット歌ってはカットという流れを真似しながら批判するのもかわいい。

渡部亮平『かしこい狗は、吠えずに笑う』 予備知識なしでみたからか後半のめくるめく展開に圧倒される。自分がおもう映画の文法で撮られていてなかなかの好印象。脚本がしっかりしているのも強みとおもう。ただ、深夜にひとりぽつんと劇場でみるにはこわすぎ…

大林宣彦『少年ケニヤ』 音楽監督は宇崎竜童。主題歌の歌詞が支離滅裂すぎてどうすればいいかわからない。実験的な作品と位置付けされているようだけどあんまりそんなふうにはおもわなかった。 ダリオ・アルジェント『デス・サイト』 『サスペリア』ぐらいし…

リチャード・ラッシュ『嵐の青春』 旧ビデオ題が『ジャック・ニコルソンの嵐の青春』、TV放映時の邦題が『都会の中の俺達の城』。つまりわたしが観たかったのはサム・ウッドのほう。