Diploma × KYOTO 京都建築学生之会 合同卒業設計展@みやこめっせ

このイベントの副代表をつとめるK氏の作品はパンフレットには『祇園に聳える木製劇場学校』とあり展示品には『Moku-Geki』と書かれたプレートがはられていて「これって木劇と目撃をかけてるん?」ときくと「や、べつに・・」とのこと。名称を忘れたけど隙間のあいた階段のようなもので建物全体が覆われていて五角形の木製の建物のなかには演劇に必要なものがすべて収容されている。その中心に位置する舞台はうまく言えないけどまさに演劇のための空間、という感じだった。演奏会なんかもできるらしいけど音響とかどうなのか、聞きそびれたけどどうなのか。客席自体も階段になっているのでかしこまった演奏会はむりとのことででもそれでぜんぜんいい、かしこまった演奏会場なんかいらん。
他の作品も見て回る。ふうむ。中途半端にアートっ気のある作品はダサい。あと女子に限らず男子もだけどエコっぽい緑と白の見た目ゆるい感じの作品が多かったような気がする。K氏のようなシンプルでかっこいいのかニョキニョキっと生えているのかあとゆらゆらゆれる柱が不思議な音空間を生み出すとかいうやつ、印象に残るものと残らないもの。会場の中心部では批評会のようなものが行われていた。わたしが聞いたのは「あなたは実現性をもとめすぎて謙虚になりすぎて若々しさというか勢いというか・・が足りない、もっと可能性に挑戦することがだいじだ」という言葉。また「藤本ソウスケが好きですか?」という言葉。あんな大勢の前であれやこれやつっこまれるなんて恐怖やー
図面に模型にCGに写真に絵にプレゼンに・・なんでもできて、そしてなにより社会と密接につながっている、建築がうらやましい、音楽なんて音楽なんて、なんておもってるうちはまだまだなんだろう