今月号の『すばる』に、ナオコーラが瀬戸内芸術祭、福永信があいちトリエンナーレのレポートをよせている。ナオコーラは女木島にも行ったらしく、ひとが行ったのを聞くと行っておけばよかったとすこし後悔してしまう。いいもんわたしはわたしでべつの時間を堪能したんだから、ってベネッセハウス宿泊の時点で差はついてしまっているーあーわたしも泊まってみたいー
あいちの旅もこのままほったらかすんだろかなあ。最近文章書いてない。文章書くひととかではないので書く必要はないのだけど書かないと書き方をわすれてしまう。楽譜といっしょ。
DVDで塩田千春+チェルフィッチュ『記憶の部屋について』をみる。塩田千春は名古屋市美術館で血管が張り巡らされたような大きな作品を見ただけだけど(豊島のはパスした)この『記憶の部屋』もおなじく大きな作品だった。そのまわりでチェルフィッチュが演劇のようなもののリハーサルのようなものを行う。美術館という場所のせいもあり、展示物のような演劇。そういう意味では先日見たマレビトの会と通じるものがある。わたしが知らないだけで演劇にはもっといろんなカタチがあるんだろう。2009年の作品ということもあり、ああ、チェルフィッチュってこんなだったよなあ、という懐かしさを感じると同時に、即興性を用いているという点では2010年に発表された『わたしたちは無傷な別人であるのか?』の前兆としてもみることができる。