深夜にわたしが本を読んでいたらmさんから「『犬猫』すごい!」とメールがきて、昨日も言ってはったなあ、そんなにすごいのか、確かにすごかった、初めて観たときわたし鳥肌立ったもんなあ、と嬉しくて、好きなものを共有できるのはすてきなことだなあ、と思いながら本の続きを読んだ。
そんじょそこらの恋愛漫画よりはるかに壮大な恋愛ドラマが描かれていて、切ない切ない。前に読んだとき、涙が止まらなくて、困った。その『シガテラ』を2年ぶりぐらいに今度は自分で買って読んだ。結末を知っているからというのもあるだろうけど、最後まで冷静に、泣かずに読めた。でも、だからって、自分がつまらない人間になったとは思わない。南雲さんのようになりたい、と思っていたからホラー好きになったわけではないと思うけど、今もこれからも南雲さんはわたしの憧れで、だから、というのもおかしな話だけど、荻野くんを超愛して不幸になるまでがんばりたい。たどり着く先は関係ない、今はこの今を大事にするしかない、そうだそれしかない、とびっくりするぐらい気持ちがすっきりした。