ジョン・カーペンター『ザ・ウォード 監禁病棟』
足がキーワードということは冒頭のショットでピンときたけど放火したとき少女が靴をはいていたのには気がつかなかった。結局あの病棟の医師や看護士さんたちはイイひとなのかワルいひとなのか。人格なんてメトロノームひとつで操作できてしまうのかもしれないし、そもそも両親が知るアリスは本当にあのアリスだったのか?多重人格ものはおトーさんの『MAD探偵』が好きすぎるので女子しか出てこないこれは少々物足りなかったけれど、かと言って男子が出てきても不自然よなあ。ひとはみな自分以外の自分と出会ったり別れたりを繰り返しながら成長していくものとして、そこで誰かひとりが生き残るということが生きてるうちにあるのかないのかまだそこまでわたしにはわからない。