ロバート・アルトマン『ボウイ&キーチ』
ミック・ジャクソン『L.A.ストーリー』
クリント・イーストウッドJ・エドガー』@梅田ブルク7
トルソンやヘレンをはじめとするフーバーを取り巻く人びとが、伸びたり縮んだりしながらも決して切れることのない見えない糸で結ばれている。彼らが一瞬で老いたり若返ったりするのもおもしろく、また見下ろしたり見上げたり、視線の運動もたのしい。ゲイものと聞いてディカプリオやしもっと暑苦しーいのを想像してたけどぜんぜんそんなことなくてすっきり無駄がなく悪い意味でのいやらしさがなかった。忘れかけていた『チェンジリング』のあの残虐な事件を嫌でも思い起こさせる愛児誘拐事件。カメラの暴力的なシャッター音が胸を貫く。