ベルナルド・ベルトルッチ『殺し』
21歳のときの作品。解説にもあるけどつくりが『羅生門』のよう。少年が、川に飛び込み流れていく友人に向かって「ぼく泳げないんだ!」と連呼するシーンがよかった。ラストでカメラが自然と犯人の足元に向かい、そのステップを踏む足に履かれた木のサンダルをさりげなく映してみせるところもかっこいい。