山崎ナオコーラ『あたしはビー玉』読了。
ビー玉に目や手や足なんてないはずなのにあるようなないようなあるような。どうやって浴衣着たんだ?装丁のようにビー玉にうっすらと女体が抱き着いてるようなかんじなのかしら?とか、時たま挟まれるわけのわからない箇所(ビー玉に自我が育つとか、親が永遠に子供の話をするとか)とか、教師と生徒の関係とか、バイト先でのあれやこれやとか、いろいろありますが、そういういろいろの先、主人公の清順がバイトして恋してバンドして・・青春を満喫してゆきついた先、それがこれかよ!というとってもホラーなお話です。
■歌の会。最終日。