好きな若い作家の新作がふたつの文芸誌に載っていたので読む。どちらもえろい。この作家の作品のレビューをミクシで検索してそこから星3つ以上のひとの他のレビューを覗いたりするとたとえば東野圭吾とかとね、なんかね、いいんだけどね、一緒くたになってるのがちょっと許せなかったりするわけで。好きな作家でマイミク増やせないかとかおもうのだけどなかなかむつかしいな。最近のその作家の作品はどうもなんというか経験にもとづいてる感がつよすぎて(もとづいているかいないかが重要なのではない)面白さが半減していてたとえばマンドリンクラブのはなしとか説明的すぎやしないかそんなもんなのかわたしはあれおもしろいとおもわなかったな。今手元にはデビュー作しかないのだけど、これはよかった。ピークはあの大人の友情を描いたやつにちがいない。そのあとの書き下ろしはなんかよすぎてこわかった。そして今回の新作はひとつはまあこんなもんか、というかんじにおもしろく、もうひとつはあの書き下ろしの中の作品が発展したような。後者を読んで、まだ書ける、まだ読もう、と。話の筋を楽しんだり主人公に感情移入したりそれ自体が意味するなにかを考えたりするのもすてきだけど、目が絵画を、耳が音楽をそうするように、小説を体のどこかでそっと受け止める、また、ぎゅっと感じとる、ということがしたい。なんて、なんて女性的思考!なんてぶつぶつ言ってるひまがあったらドスト氏読まねばつみばつ!浮気しすぎだ

学芸会、PTA交流会でお母さんコーラスの指揮をしました。モンスターペアレンツなんてほんとにいるのかしらん。ほかほか和やかなお母さんたちと一緒にうたえて楽しかったなあ。ありがとうございました。学芸会ではこどもたちが一緒に口ずさんでくれて、交流会では同じ曲をうたった他の学校のひとたちが自分たちのときに使った小道具のうちわを出して客席から参戦してくださったり、手拍子が起きたりで、お母さんたち(お父さんもいた)みんな笑顔でのりのりでよかったです。
ひとの前に立つのは緊張するしこわいし苦手できらいで今回ので自信がついた、ことはないなあぜんぜんないなあ、なんておもいながら本番後特有のあの空虚な気持ちとともに雨の中帰宅する。