若松孝二『実録・連合赤軍
山岳ベース事件が中心。暴力シーンはわりと平気だったけどあの首絞めるのはちょっとキツイなあ。何かにつけての総括総括・・・がなんだかよくわからない、て言ったら総括させられてしまう。内臓破裂とか凍死とか。ひええ。そいでも「俺たちが殺したんじゃない」とか言ってるしなあ。こわ。永田が名前忘れたけど女のひとに「あなた森さんのことどう思ってるの」と聞くと、そのひとが「目がかわいい人だな、って・・・」と言い、そしたら森が「お、俺の目が可愛いとは、ど、どういうことだ!」と動揺するとことか、永田が沈黙を破って「いただきます!」と変なイントネーションで言うとことか、またまた永田が「わたし坂口君と別れて森さんと付き合うことにした」とデケデケデンっと言っちゃうとこ、山荘に立て篭もってから母親の呼びかけに坂口がぼそっと「ふけたな・・・」と言うのや、最後に最年少の子が「俺たちみんな勇気がなかったんだよ!」と熱く叫ぶあたり、ノンフィクションか知らないけど、吹き出しそうになったけど、あれはあれでいいのかしら・・・。それから山岳シーンに入るまでもテンポがよくて面白かったけど、たまにバックで流れるしんみりとした昔の歌に妙に違和感を覚えたのはなんでだろう。高橋伴明のとかも見たいなあ。あとそれからこれは本当にどうでもいいけど、可愛い女のひとが痛めつけられてボロボロになればなるほどその姿に魅力を感じてしまうわたしはちょっと変態かもしれないなあ、と思いました。