七里圭×唐津正樹
唐津さんの映画がどの監督のそれっぽいと七里監督が言ってたか忘れた。唐津さんはそれを観てないと言っていた。たまに七里監督が自分の言ったことに自分でぶははっと笑うときの体の振れが面白かった。ああ山本直樹読まなきゃ。
唐津正樹『赤い束縛』
ホラー!気持ち悪いと言えば気持ち悪いのだけど気持ち悪い以外に何か言葉はないものかしら。ものすごく暗くて重くて、というのは後からじわじわ湧いてきたもので、実際観てるときや観終わってすぐはべつにそこまでブルーにはなってなくって「こういうこともあるだろなあ」て、自然にすうっと入ってくるかんじ。そのあといろいろ思い出しながらあれはああでこれはこうでて考えてるうちに「ありえるけどありえない感」みたいなのにどんどん気持ち悪くなっていった。はっきりとこれは空想じゃなくて現実のできごとなんだと感じさせられるという意味で地に足ついてる感があったけど唐津さんの言う重力というのがそれと関係してるかどうかはわからない。バタン!とドアが閉まるところが妙に印象的。時々演技を見ててわざとらしくてハラハラするとこがあったり音が少しおっきかったりした。最初のカフェのBGMや着メロもPROVOKEなのかなどうなのかなと思っていたら、そうだった。
七里監督作品はまた今度。『眠り姫』観たーい。他も観たーい。