ポール・トーマス・アンダーソンファントム・スレッド
threadには生命(の糸)とか寿命という意味もあるそうでなんて美しいタイトル。からからに渇いた口の中にアスパラガスの苦味やキノコの濃厚な旨味がじゅわっと広がる気持ちの悪い映画。人は欲望に苦しめられながらもそれ無しでは生きてけなくてだからもっと醜く愚かでもいいのかもしれず苦痛と快感は紙一重で定期的なデトックスはまあ必要かもなあああ紡ぐって難しい!なんてエンドクレジットの間考えてたらまんまと琴線に触れたらしくほろほろり。ミゾグチの『滝の白糸』久々に観たい、観よう。