柴崎友香『パノララ』
読み逃していたのをようやっと。映画のようで写真のようで、でもきっとめちゃくちゃ小説。わたし主人公に似てる?ていうかこれわたし?なんて。この数年の間に距離を置いたあれやこれやへの共通した違和感を思い出す。選べるものと選べないものがあることを認めること。連載されていたのは2013年春から2014年夏、ということはゆうくんはこれ読んでいないのだなあ。本棚を見るまで柴崎友香が好きって知らなかった。大丈夫、全ての人間関係は虚構で全ての優しさは偽善、という諦念とともに、わたしは生きれる。