ジョージ・A・ロメロ『悪魔の儀式』『クリープショー
虫嫌いなひとはみないほうが・・(クリープショー
わたしがそこにいる間、小雨が降り続いていた。つるつる滑る斜面といたるところに張られた蜘蛛の巣とでわけがわからぬままぜえぜえ登ったり降りたりするわたしを見て警備員さんがにやにやしているので心の中でなんでもいいけどハードすぎるでしょう!と叫んでみた。そのまま勢いで滝を目指すもおもったより遠くふたたび息がきれたけどその前で目を閉じるといろんなひとがわたしを横切っていった気がしてそれはたとえば映画の一場面だったらそれをみたわたしにすごーくばかにされそうな。いかにも遊園地ふうな曲が流れていて観覧車はまわっているのにまったく人気のないちょうちょう不気味な養老ランドを横目に駅へ向かい、一時間に一本の電車で大垣へ戻る。せっかくなのでお蕎麦を食べたり水まんじゅうを買ってみたりする。