恵比寿のエクセルシオールで『音楽の種子』を読み返す。朝から贅沢な時間を過ごしてしまった。
第3会恵比寿映像祭@東京都写真美術館
成瀬巳喜男『限りなき舗道』ライヴ演奏つき
鈴木さんのサイレントライヴ、初の邦画作品。雑踏する街中や電車の音は実際に成瀬の後の映画からの引用だそう。主要な人物やものにはそれぞれに音のモチーフが与えられている。杉子と鳥をかけていることは言われてからはっと気が付く。わかりやすかったのは林檎や富士山。グラズノフ、シェーンベルグ、星の流れに、などなど既成曲をもっと気付けたらよかったな・・・。たまにサイレントであることを忘れるぐらいに音が自然で、でもすぐにズレやフレーム内のものにしては明らか違和感を覚える音たちに、ああこれ鈴木さんの音楽なんだった、とはっとする。いろいろはっとする。映像と音楽による素晴らしき時間体験。しかしフィルムが傷むという理由でリハの回数減らされるとか、ひどい話。まあもうすぐDVDが出るらしいので同志社あたりで再演してもらえるといいな。それにしても成瀬の女性はみんなこわいぐらいつよくてこわい
Mark『ザ・マジシャン ービリーバーversion』
宮本杜朗『こぼれっぱなし』
鎮西尚一『スーサイド・サイドカー デイドリームversion』
柴田剛『ギ・あいうえおス ーずばぬけたかえうたー』
前半の3本はPVのようなもの。『こぼれっぱなし』に流れる歌がどっどどこかで聞いたことあるとおもったらDODDODOだった。柴田剛が最高におもしろくなくて憤りを覚えるほどだった。あれを評価するひとが何をどう評価するのかマジでガチで気になる。柴田剛は『おそいひと』しか見てなくてそれはまあまあまあだったので『堀川中立売』も一応みとくつもりだったけどどうしよう・・。うわああこんなことならキアロスタミでもみるんだったーー
週末夜の新百合はひとひとひとひとひとだらけ。小田急線のまんが中村明日美子鉄道少女漫画』を読んでほっこりする。
帰りにバスの受付で前に並んでたおじさんが間違って2月を3月で予約していてバスに乗れないという状況に立たされていてかわいそうだったけどわたしはわたしで時間がぎりだったのとわたしがどうこうできる問題ではないのとでさっさと自分のバスに乗り込む。発車してから少しだけそのおじさんのことが気になりつつもすぐに深い眠りについてしまった。