新百合ヶ丘のケンタッキーが改装されてきれいになっていた。
写美とイメージフォーラムの予定だったけどこんなのも、こんなのもあるんだ!とコーフンしつつ写美はやめやめかわりにMOTとBLDギャラリーへ。
お洒落なレベッカ・ホルン、2丁の拳銃の間を通るのより(私銃がきらいなの)がこんっと音がしてピアノの鍵盤がにょきにょきでてきたとき真下にいた女のひとがひどくおどろいているのを無表情で見つめる監視員がこわかった。鉛筆のついた面をつけた顔で壁に落書きする音、モノクロなので色はわからなかったけど心地よかった。その他の映像作品は断片的に。せっかくなのでぜんぶ見たかったけどありゃ一日がかりでないと無理やあ。映像だけとっているわけではない作家の映像作品てまだよくわからない。常設展の岡崎乾二郎はよだれが出るほどのすごさ。

木場駅近くのラーメン屋でカレーラーメンを食べる。上京するとラーメンが食べたくなる。先に会計していた女子4人がそれぞれラーメンの他に餃子も注文していたようでおどろく。うん、たくさん食べなさい。

銀座でまよう。地図の場所にない、ZARAがない。服屋に貼られたしつこいぐらいのSALEの文字が眩しい。買い物中の女子男子の間をくぐり抜け、封筒から出されたギャラリーの招待状らしき紙切れを片手にきょろきょろ進んでは立ち止まり進んでは立ち止まりするおばさま方を追い越しながら、二丁目三丁目辺りをぐるぐるさまよっていたらやっぱり向こうから現れてくれた、ZARA。ここの8FにあるBLDギャラリーで沢渡朔『Kinky』をみる。!!!荒張弘子、かわいい・・・!!!一瞬でやられますた。そ、そんなに見つめないでくれ!!とにかくこれは連れて帰らねば、と、写真集購入。高かったけどいいの。大事にするんだから。

茶店ですこし休憩してからイメージフォーラムへ。
マルティナ・クドラーチェク『鏡の中のマヤ・デレン

マヤ・デレン全映画
『午後の網目』(1943)
『陸地にて』(1944)
『カメラのための振付けの研究』(1945)
『変形された時間での儀礼』(1946)
『暴力についての瞑想』(1948)
『夜の深み』(1952〜59)
特別参考上映:『魔女のゆりかご(未完)』(1944)
をみる。初マヤ・デレン。ドキュメンタリーはちょっとうつらうつらしてしまい、誰が誰かわからなくなってしまったけど、あとからああそうか、3人夫がいたのだな、とかいろいろつながった。マヤ・デレンの作品ではベタだけど『午後の網目』のデレンが黒衣の女の跡をつけるシーンのつっかえる感じが好きだった。女が振り返って鏡の顔をさらすところもいいし。すごく丁寧に夢が構築されている。こわいけど、こんなあーとな夢なら毎日見たい。テイジ・イトーのたぶんここでしか活きられない雅楽をおもわせる音楽も愛おしい。『陸地にて』にはジョン・ケージ!舞踏、ましてや憑依舞踏とかさっぱりだけど、映画は舞踏ではなくてきちんと映画だったと思う。関西でもやらへんかな。やったほうがいいよ、マヤ・デレン。美人だし。

嵐を聴きながら帰る。帰って嵐のドラマの録画を見る。ひどい。嵐に限らずジャニーズは歌って踊ってるときがいちばんかっこいい。歌って踊れる男前はジャニーズだけでじゅうぶん。