現代音楽演習の発表会でメシアン『アーメンの幻影』より『創造のアーメン』、タケミツ『妖精の距離』を演奏する。院1のかわいいふたりと楽しく演奏できてよかったな。
本番前にぱうぜのおばさんと立ち話。「彼こないだ来てたわよ〜」「へっそうなんですかなんでかな」「いま何してはんの」「うーん実はわたしたち別れちゃったんですよ」「あらっ!そうなの〜まあ人生いろいろあるわぁ」「そうですねへ」「いろいろあるある、はあ〜そうなの〜」「はい〜」人生いろいろあるのであーる。
そういえば高校のときお付き合いしてたひととの逢瀬の場であったたこ焼き屋のご主人はわたしたちが別れてしばらく経ったある日、わたしたちが別れたことを知らないままぽっくり亡くなられてしまった、なのでご主人のなかではわたしたちは永遠に恋人同士なのかしら、なんて18のわたしはわたしをはげましたりした。それとか、寺山修司の『お墓のバラード』とかいう詩でそれは別れたふたりが終わった恋のお墓をつくって手をあわせる、というような内容だったとおもうのだけど、それをやっぱり18のわたしは本屋で読んでその場でぼろぼろ泣いてしまったらしい、なんてことを今5年ぶりぐらいに思い出して、ああまだ5年なのね!と。